A boiled egg

ぼちぼちいこか

2019秋アニメ見たやつ

2010年代も終わってしまった。数字だけの感覚で言えば、まだ俺2007年ぐらいに生きてる感覚なんだけど。

 

今期は、これだ!っていうのが無かった。前クールからやってたDr.STONEはめちゃくちゃ面白かったが。

 

視聴した2019秋アニメは以下の通り。五十音順、再放送等は含まず。

 

TVアニメ

あひるの空

炎炎ノ消防隊(前クール継続)

PSYCHO-PASS 3

ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld

Dr.STONE(前クール継続)

旗揚!けものみち

BEASTARS

星合の空

僕のヒーローアカデミア 4期

 

劇場作品

空の青さを知る人よ

冴えない彼女の育てかた Fine

 

※以下ネタバレ含

 

 

あひるの空

不良が真面目にバスケする話、実質スラムダンク。主人公は体が小さいという、バスケに於いては圧倒的不利な立場におり、そこからインハイの頂点を狙う。スポーツ系の作品では王道と言える展開である。また、チーム競技は、個々人のスキルの高さだけでなくチーム間の信頼・連携が大切であるという所もしっかりと盛り込んでいる。アニメではちゃんとした試合までは行かないと思うが、登場人物の人間的な成長には期待出来そうなので、次クールも楽しみに視聴しようと思う。

 

炎炎ノ消防隊

前クールから継続。OPは1期のが神でしたね。鬼滅の刃みたいにOPずっと同じのでも良かったんやで。最終回で、角の生えた焔ビトが森羅の母だったって知った時の衝撃はやばかった。殺意を向けいていた相手が母親だったとか、森羅は自身のその殺意に対してどう思ったのだろうか。自己嫌悪、敵への更なる憎悪、他にも色々想像できる。対立の分かりやすいバトル物だなーって見てたから余計に衝撃だった。

 

PSYCHO-PASS 3

全8話で何も終わってないよって聞いてたけど、想像以上に何も終わってなくて爆笑した。まあ面白かったが。どんどん話がややこしくなって行っておバカな自分はちょっとついていけなくなりつつある。なんか炯はインスペクターになっちゃうし、常守朱は監禁されてるし。コングレスマンが社会の頂点に居て、そこから社会を、シビュラシステムをも見下ろしている、という構造っぽいのはなんとなくイメージできた。人間の本質が〜精神活動が〜って言ってた1期みたいな空気がもう少し欲しいなって思った。

 

ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld

開幕早々キリトがレイプ目、もとい車椅子で植物状態になってた。ちなみにキリトの出番は今回は1ミリも無かった。人界とダークテリトリーとの戦争であった。SAOの悪役って何一つ共感できない奴ばっかの印象だったけど、今回はカッコイイ奴もいた。話は変わるが、菊岡は、アリスのフラクトライトを戦争用のAIとして使おうとしていた。しかしそれはフラクトライトに対して非人道的では無いかと個人的に疑問が湧いた。非「人」道的という言葉の正確性はひとまず置いて、作中でも言っているように一つ一つのフラクトライトは感情を持った一人の人間であるという自覚が、本人達にはある。一人の人間であるフラクトライトに対し、無理やり戦場に連れていくのは、果たして人道的に許されるのだろうか。

 

Dr.STONE

前クールから継続。司帝国との戦いに向けて、様々な科学技術を構築していく。最終的に携帯電話を作ったわけだが、そこへの道のりが丁寧に描写されていた。電球は、基盤に組み込む真空管にへと繋がっているし、炭酸水を作るために川に設置した装置が水車の発明に繋がり、さらに水力発電に繋がっている。元々サルファ剤作るために取ってた硫酸は携帯の電池にもなっている。ほぼ毎話、前の話で出た科学技術が活かされている。高度な科学技術は、小さくて基礎的な科学技術の積み重ねの先にあることがよく表現されている。科学は体系的であると自分は思っているが、それをよく分かっているなと本当に感じる。2期もまじで楽しみ。

 

旗揚!けものみち

異世界転生で、原作は暁なつめである。もうこのすばでいいよ。それはさておきこの作品は、異世界転生したプロレスラーが、魔獣を売るペットショップを始めるために資金稼ぎなどをする話である。何を言っているのか分からないと思うが、全て事実である。1話で、一国の女王がジャーマンスープレックスをキメられてパンツ丸出しにもなる。体の作画が結構えっちで良かった、シグレの太ももとか。主人公は獣愛を貫いていたので、キャラクターとして一貫性が見られ、全体として世界観のブレが感じられなかった点が良かった。

 

BEASTARS

1話の事件の真相の片鱗も掴めずに1期目が終わってしまったのが残念。元々2期作るつもりではいたのだろうが、もう少し何かヒントが欲しかった。肉食動物と草食動物との共存は、肉食ばかりが社会的に弱い立場にあったので、共存してなおかつ肉食動物らしい生き方を目指す展開があると面白いなと思った。ルイの過去など、終盤でそこそこ面白くなったので、2期に少し期待しようと思う。

 

星合の空

本当に残念な終わり方をしたアニメ。本来24話だったらしいが急遽12話になり、構成はそのままにした結果、これから事件が起こるぞって所で終わった。それぞれのテニス部員の家庭の事情に関しても、風呂敷を広げたままである。続きが見たくないわけではないが、媒体によるかなあ……

 

僕のヒーローアカデミア 4期

最初、ルミリオンをオールマイトの息子かなんかだと思ってた。見た目似てるし、実は血が繋がってるとかないのかな。学校の外の世界を知ることによって、デク達が急速に成長していくのが強く感じられる話だった。それによって爆豪はより一層デクへの風当たり強くなりそうだけど笑。

 

劇場作品

 

空の青さを知る人よ

「あの花」と同じ原作。あの花が全然刺さらなかったので、どうなのかなーって思いつつ観に行った。

 昔の慎之介が現れる事によって、描いていた理想と現実の差に苦しむ、というのは割と好きな話ではある。パッと見あおいが主人公だが、この物語の本質は現在のあかねと慎之介が、明るい未来を見出すかどうかにあると考えている。過去の慎之介は、それを見つけ出させるために現れたのではないだろうか。そう考えると、あおいという登場人物の必要性がめっちゃ薄くなるんだよな。その通りだとは思うんだけど。あおいの存在感もだし、物語も終始動き出す気配が感じられなかった点では微妙だった。

 

冴えない彼女の育てかた Fine

詩羽と英梨々の、良き友でありライバル感がとても良かった。好きな人以外に頑張る理由を見つけて邁進する負けヒロインの姿は非常に推せる、拍手喝采雨あられスタンディングオベーションである。負けヒロインを好きになりやすい理由の1つ。まあ言うほど倫也の事すっぱり諦めたか?って言われるとそうでもなさそうだけど。最後の、みんなでわちゃわちゃテーブル囲んで酒飲んでるシーンは、大人になってもこういう雰囲気でいられる友人っていいなってなる。日頃から1人でいる自分には土台無理な話なんだけどな……(急な自虐)。とにかくみんな幸せそうで何より。

 

 

2020年冬アニメは、恋する小惑星を全身全霊で推していく予定なのでよろしくお願いします。