A boiled egg

ぼちぼちいこか

2020秋アニメ見たやつ

 今この記事を書いているのはもう2021年1月も半ばになろうかという頃。私はそこそこ濃厚な2留チャンスに苦悩しながらも課題は真っ白な未来(こみっくがーるずopが脳内再生)から全く進んでいない。大学の知り合いから向けられる目とかは普通に耐えられそうだけど、親のこと考えると無性に死にたくなる今日この頃。さっさと課題をやれ。

 

 今期見た新アニメは以下の13本これ以外にも過去アニメの「プラスティック・メモリーズ」と「恋と選挙とチョコレート」も見た。けど新アニメの感想書いたら力尽きたので勘弁して。感想聞きたかったら直接連絡どうぞ。プラメモの方はちょっと言いたいことあるので、気が向いたら記事書くかも。

 

 

 

以下ネタバレ有

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • アサルトリリィ BOUQUET

 ドロドロとしていたり面倒くさい関係だったりの百合も結構好きだけど、このアニメのように純粋に美しい百合というのもやはり良い。百合を文字通り、見た目通り表しているようで、心が洗われる。

 普通の、お互い対等な立場の恋人関係としてではなく、師として尊敬する立場と、それを弟子として慕う立場に立って姉妹の契りを交わすという所に、そう感じる要因があると考える。師弟関係によるそれぞれの立場によって、相手へ取るべき最低限の行動(師側は弟子が立派なリリィになるために教え諭す、弟子側はそれに従う、等)が決定される。相手に恋愛感情を抱いたとしても、師弟関係としてお互い取るべき言動は変わらないのだから、相手を尊重した上でのアプローチが、汚れを知らない美しい百合表現に繋がるのではないか。

 そういったしがらみをぶち壊して対等な立場になろうとするのも、互いの関係が進展するという点で非常に重要ではあり、このアニメは関係の維持と打破のバランスがよく取れていたように思える。

 ちなみに一番好きなキャラは王雨嘉。素朴な感じがすこ。

 

 

 

 

 少年漫画の定番って感じで安心して見れる。こういうのでいいんだよ。アクションシーンがかっこいい。何気にアーサーが戦ってるシーンが一番好きかもしれないと最終話付近で思った。

 単純に好きなキャラってのもあるけど、茉希尾瀬の家族が出てくる回とか環古達が第7で特訓する回とかもよかった。特訓でボロボロになりながらも、強くなろうとする女の子とか応援したくなる。なんとなくで入った消防隊で、自分の意志で何かを成し遂げようとする古達ちゃんの姿には素直に感動した。正直ただのエロ枠だと思ってたので彼女の株爆上がりした。茉希尾瀬の家族が出てくる回も、彼女の別の一面を見れる回という点で良い回であった。

 3期も是非とも来てほしい。あるいは原作読みたい。原作読みたいって1期の頃からずっと言ってる。

 

 

 

 

  • おちこぼれフルーツタルト

 変態しかいないアニメ。素晴らしい。

 本気で全キャラ可愛いと思っているので、好きなキャラを絞れない。変態性で言えばチコちゃんが重度のシスコンで可愛い。

 幼さと元気いっぱいな感じを合わせ持っているのははゆちゃんで、食べ物とか与えたり承認欲求満たしてあげたくなる。

 幼さと言えばロコちゃんも持っている。ただ、はゆのように真っ直ぐな感じではなく、幼さから脱却しようとする背伸び系ロリに分類されると考えている。無理して背伸びしようとして結局失敗して泣いちゃうのとか、定番だからこそ良いものがある。あとおっぱいが好きなので、むしろロリよりさらに低く、幼児系キャラに分類される説もあったりなかったり。

 衣乃ちゃんはおもらし体質のせいで野ションしちゃうのが良い。それを恥ずかしがっている表情はもっと良い。きらら詳しくないので分からないが、野ションする女の子が出てくるきらら漫画とか前例あるんだろうか。

 あと書きたいこと大量にあるがキリがないので割愛。

 結論:登場人物が変態ばかりのきららアニメ。非常に素晴らしい。

 

 

 

  • 神様になった日

 言いたいことがいっぱいある。悪い意味で。悪かった点しか書いてないので読み飛ばして大丈夫です。

 

 まず、ギャグがつまらない。まあ麻枝准のギャグがつまらないのはこの作品から始まったことではないし、もしかしたら自分の感性が狂っているだけかもしれないが、つまらないと思う理由を考えた。

 最大の原因は、ツッコミ役がほぼ常にハイテンションで怒鳴り散らすように喋っていることである。ひなと陽太が顕著だった気がする。無理してギャグの空間を作り出そうとしているが作れていない空回り感があった。後半も同じ調子でギャグパートをやっていたので、ついていけてなくて、笑えなくてごめんねって気持ちになってますますつまらなく感じるようになっていった。よく考えたらAB!もCharlotteもギャグのツッコミ役は結構叫んでたかもしれない。記憶違いかもしれないが。

 ギャグの話と関連するが、4話は笑った。乾いた笑いの方だが。既存の役の言葉遊びみたいなことしてたが、「ウルトラ”マンコ”スモス」並みのしょうもなさだった。勝手なルール作って、「この滅茶苦茶なゲーム、面白いでしょ」って声高らかに言われてる気がした。そもそもゲームとして成立してないけどね。共通に認識されたルールがあって、それを遵守することで初めてゲームは成立するんだから。単なる言葉遊びでしか麻雀でギャグを作れなかったところがダメだったんだと思う。イカサマやったり牌削って白作った方が、個人的にはまだ良かった気がするけどやっぱりだめかもしれない。

 ひなを連れ出そうという時の陽太がかなり身勝手だというのも感じた。結局ひなの意志も同じだったから結果オーライではあるけど、それを確認する前からそうだと思い込んでいたのは、自己中としか言いようがない。コンピューター外されて記憶なくなったり人格変わったりしたかもしれないのに。陽太とひなが結ばれるための一番単純で分かりやすいシナリオにしたかったのだろう。確かに分かりやすかったが、それ以上に陽太の頭の悪さを感じてしまった。勝手な思い込みで人の生死や人生左右するような人間に医者になってほしくない。連れ出す以外のひなの幸せについて、色々考えて葛藤するシーンがもっと沢山あればなあと思った。連れ出すに至る思考が余りにも短絡的すぎる。

 op、ed曲は良かった。やなぎなぎの低めで土台がしっかりしてる感じの歌声すこ。

 他にも良くなかった点が沢山浮かぶが、この辺にしておく。陽太に負けず劣らずクソアニメだという思い込みが激しいせいで良い点があまり浮かばないので、もし良いところがあったら教えてほしい。

 

 

 

 受験とか、去年のクリスマスがどうとか、時間の経過をはっきりと感じさせるセリフや描写が良かった。9話の千夜シャロで無事昇天した。これまではほぼリゼ単推しみたいなところがあったが、3期で千夜の株が爆上がりした。

 

 

 

  • 呪術廻戦

 強い敵に負けそうになっても、絆と強い精神力で立ち向かっていく少年漫画感。こういうのでいいんだよ(2回目)。

 10話ラストの、「私の本気はまだまだこれからです」って感じのもバトル漫画の定番だが、使い時が完璧なので、滅茶苦茶かっこいいと思える。あの場面で本気で「七海、好き」と言ったのはここだけの話。

 女キャラは単純な見た目で言えば釘崎野薔薇が好き。汚い言葉吐いたりして、「ある意味」男らしい感じも好き。禪院真希の、落ちこぼれと呼ばれていたことに対して見返してやろうっていう男前なところ好き。っていうかこの漫画の主要人物男前な人間しかいないと思う。

 

 

 

 久保ユリカとテンション高いキチガイ女キャラは合うなあって思うだけのアニメ。頭空っぽにしてゲラゲラ笑うアニメ。頭空っぽにしてるが故に内容は覚えてない。あと怪人役の声にタイムマシーン3号の関太がいることに毎回満足してる。いない時もあるけど。

 

 

 

  • まえせつ!

  クソアニメであるということには全面的に同意なのだが、何故か、このアニメに惹かれるものを私は感じた。

 

 まず悪い点から先に言っておこう。

 「漫才が絶望的につまらない」。何と言ってもこれが理由であろう。「漫才をテーマにしたアニメ」と銘打っておきながら、肝心の漫才の内容が全く面白くなければ、そりゃあクソと言われても仕方ないだろう。漫才が面白くないと感じる理由としては、内容そのものもあるかもしれないが、漫才シーンの見せ方にも問題があると考える。

 あくまで私の考える「良い漫才(面白い漫才と置き換えてもらってもOK)」だが、一つの独立し完成された世界観を持つ漫才が、良い漫才だと考える。例えば、タイムマシーン3号の「太らせる」という漫才は、「あらゆるものを太らせる能力を持ったすごい人間がいる」という世界観を提示して、ほぼそれのみで漫才が進行する。

youtu.be

 

 一つ漫才の世界観に没入できる、つまりは世界観を理解できることで、その漫才のボケとツッコミの意図するところが分かって笑えたりするのである。

 さらに、世界観を理解する上で重要なのは、漫才のストーリーを最初から最後まで聞くことである。言うまでもないが、漫才はボケとツッコミが受け答えをしながら進んでいく、一種の物語である。物語の起承転結の「起」以外は、基本的に前の部分を聞いてないと意味が分からなくなるので、つまりは最初から聞く必要がある。物語である以上、結末、つまりはオチは誰もが知りたい内容であるだろうから、みんな最後まで聞くであろう。そうやって、最初から最後まで聞いて初めて世界観を理解し、物語として完成するわけである。

 しかし、まえせつ!というアニメは、漫才の途中から見せるシーンや、漫才の途中で別の場面へ移ってしまうことがかなりあった。これでは、それぞれの漫才の物語性を感じることは難しいだろう。私にとっては、ネタがつまらない以前の問題である。

 また、良い漫才は「独立した」世界観を持つと言ったが、ネタの内容的にも漫才の演出的にも、漫才の外の世界(彼女らの日常)を感じる要素があって、その点においても残念だなあと思った。ネタ自体はアニメのストーリー上仕方ないとしても、前段落の繰り返しにもなるが、漫才の場面から突然別キャラの顔に移すなと言いたい。漫才の世界に浸させる気が全く感じられない。

 まあどんだけネタ以外の要素を分析したところで、ネタ自体がつまらないというのが最大の原因なんだけどね。実を言うと私はいくつか少し笑ってしまったので、このアニメを馬鹿にする権利はあまりなかったりする。ただしJKクールはマジで真顔になるネタしかなかった。高校の日常生活に毛を生やしたようなネタをやめろ。

 

 こんだけ言っておいて、このアニメに惹かれるものがある。それは単純に「ある集団が特定のことにおいて頂点を目指す」という物語が好きだからである。このアニメの場合の頂点とは勿論漫才の頂点であり、ある集団とはとこなつやR凸のことである。頂点に至るまでに、彼女らがどんな苦悩を抱え、乗り越え、またどんなことを経験し自分のものとしていったか、という点では、私はこのアニメのストーリーを好ましく思ってる。苦悩に満ちた顔が、最終的に晴れやかな顔に変わる瞬間を見るのは、見てる側からしても嬉しくなるので、こういうアニメは見てしまうと嫌いになれなくなってしまうのである。

 

 

 

  普通に、ただのギャグアニメとして見れば、前振りからのそれの全回収は気持ちよくて良いのだが、姫の傍若無人っぷりに、私の倫理観が黙っていられなかった。

 あまりにも姫が他の魔物たちを犠牲にしている一方で、姫は何の罪悪感も持っていないようなのがどうしようもなく腹が立ってしまう。たまに罰を受けているっぽいが、罰が甘々だし、そもそも姫がそんな罰知らんとばかりに、全く反省しているように見えないのがやっぱり腹が立つ。魔物を、姫自身と同じ生き物、あるいは仲間と考えていないんだったらまだいいが、普通に接しているし、お前は何がしたいんだ。人間界にいた頃の生活が歪んでいたせいで、姫の価値観がとことんねじ曲がった結果のあの物語と考えながらでなければ、冷静に視聴することができなかった。

 私の好きなギャグアニメは、主人公やら何やらがやらかしたことに対して、本人がそれ相応の罰を受けて「もうこりごりだ~」みたいに反省して、次回また似たようなことを繰り返してしまう、というものである。このアニメは「もうこりごり」の部分が無いため、悪いことには相応の罰を、の考えが染み付いてしまっている私には到底理解できる物語の構成ではなかった。次回も同じ事やっていいから、一回反省してくれって何回思ったことか。

 

 こんなこと考えるのは多分私だけなんで気にしなくていいです。

 

 さっきゅんのおかげで少しはこの作品が好きになれた。さっきゅんは、姫がどんだけいじめてても不快にならない、ふしぎ。噓、姫の身勝手さはやっぱり鼻につく。けど、さっきゅんのいじめられてる時の顔は可愛いので、やっぱりもっとやれ 。

 

 

 

  • 魔女の旅々

  劣化版キノの旅というのがネット上で見られたけど、キノの旅エアプなのでよく分かりませんすみません。

 私は、今期見た中では一番のアニメだと思っているが、そう思ったきっかけは、3話のBパートである。星新一然り、ああいう、ちょっと視点をひっくり返して不幸な結末に見せる系の話は大好物である。

 最終話のイレイナの、少し間をおいてからの「ないですね」というセリフは、これまでの物語が一瞬あの間に詰め込まれたようで、良いシーンだと思った。あの時のイレイナの心境も考察が捗る。

 9話を見てえらく興奮し、9話のみの感想を書いている私がいるので、よかったら読んで。

 

boiler.hatenablog.com

 

 

 

 まごうことなき百合アニメ。しかも色んな女に告白していくスタイルの。いいぞもっとやれ。他のオタク達は11話の話ばかりしているけど、私は3話も好き。結構3話の話してるオタクもいるけどね。

 3話最後の方の侑の「スクールアイドルがいてファンがいる、それだけでいいんだよ」って感じのセリフにはえらく感動した。今までのラブライブシリーズで私が思ってたことを代弁してくれた気がして、画面の前で「お前が正解 !」って思わず叫んだ(実話)。

 11話はもう語るまでもないですね。百合。

 9話まで、一話一話各キャラにしっかりスポット当たってるのも良かった。これも「個性」をテーマにした虹ヶ咲ならではの構成だったりするのかな。

 そして私の推しは優木せつ菜で同担拒否なので、私以外優木せつ菜の話をしないでもらいたい(過激派)。

 

 

 

  • レヱル・ロマネスク

  多分熊本の人吉が舞台だと思う。なんか観光資源紹介してたっぽいけど何一つ頭に残っていない。伊ヶ崎綾香の声可愛いなあ、ASMR聞きてえなあって思ってたことしか記憶にない。

 

 

 

  男視点なので実質エロゲな5分アニメも3期まで来たか。私は七橋御乃梨が一番好き。可愛い、無垢なようでいてあざとい、偶に隙を見せるところがエロい、そして可愛い。私以外の人類、七橋御乃梨の話見なくていい。

 

 

 

 

 

 極端に感想長かったり短かったりしてる作品があるのは、長い感想で力尽きたから。単純に書くことが思いつかなかったというのも多少あるが。来期は待ち望んでいたアニメの2期とかが結構やるので、かなり楽しみ。つまりアニメにそこそこの生活の時間が割かれるということである。もう2留のことについては深く悩まない方がいいのかもしれない()。