A boiled egg

ぼちぼちいこか

2021春アニメ見たやつ

 最近は雨が本当に鬱陶しい。ジメジメしてて不快だしコバエもたまに見かけるようになった(部屋が単に不潔とも言う)。夏が近づいてる証拠だ。

 

 今期見たのは以下の10作品

 

 

以下ネタバレ注意

 

 

 

 

 

 

 

  • Vivy -Flourite Eye's Song-

 原案や脚本に長月達平がいたので、リゼロっぽくなるんだろうなーと思っていたら案の定リゼロっぽい雰囲気が出ていた。特に長台詞を早口でまくし立てたり、狂気さの演出がもろに”らしさ”を出していた。正直言って、長月のやるまくし立ては好きじゃないのだが、狂気に関しては定石をしっかりとおさえていて、悪く言えばありがちだが、私としてはだからこそ安心感があって好きだ。

 ストーリーは、まあ丸く収めちゃったなあ感が強い。主人公が乗り越えられなかった壁を、これまでの100年の旅に勇気づけられて乗り越えるというのは、私としては物足りなく感じるが、まあオタクみんなが私みたいに性癖歪んでるわけではないので、普通に人類を救ってめでたしめでたしでいいと思う。

 個人的には4話の最後が好き。これまでの記憶を無くしたエリザベスが、エステラと純粋な姉妹関係になったところで涙腺崩壊した。

 

  • エデン

 Netflixのオリジナルアニメ映画。人間がいなくなってAIのロボットのみがいる世界で、ロボットに育てられる少女の物語なのだが、私にはあまり刺さらなかった。ロボットの口調こそ機械的だが、そのロボット達が人間らしさを手に入れようとしている、という主張が激しいように感じられたし、黒幕の人間排除思想は極端過ぎて、また熱が入っているように思えて、あまりAIっぽくないなと感じた。まあ黒幕は元人間だったのであながち間違いではなかったのだが。

 この作品見ながらなぜか、「「楽園追放」の方が遥かにおもしれーわ」って考えてた。

 

  • シャドーハウス

 エミリコ可愛い+作品の持つ背後から忍び寄る不気味さが好み=5000兆点。

 原作コミック読んでないから分からないが、あの不気味さは漫画の方が効果的に表現できるのかなとは思った。ただ、映像作品ならではの手法もあって、例えば10話ラストの、洗脳されたエミリコが第四の壁に目線を移動させるかのような場面は、怖くておしっこ漏らした。

 とりあえず村から子供を生贄的な感じで持ってきてお影様を生み出してるのは分かったが、その目的がマジで分からん。あとお影様と生き人形の一体化もな。おじいさまがお影様を使役して世界征服的な事でもしようとしてんのかな(陳腐な発想)。原作読みてー。

 

 こいつらあまりにもルール守らなさすぎじゃね?って毎話思ってた。道交法破るしそれについてお咎めもないし反省している様子もないし。あとカブでの登山とか雪原の疾走とか、やるのはまあいいとしても危機管理能力皆無なんじゃね?ってぐらい無茶しまくってるし。分類上自動車ではないが、車道を走らないといけない部類の車両に乗ってるのにその意識の低さはなんなの……って感じだった。

 

 ネット上では「現実とアニメごっちゃにするな、これはアニメだぞ」っていうような声もある。いや、カブをテーマにした作品でその反論は意味ないだろ。

 例えばこれが怪盗をテーマにした作品で、移動手段にカブを使って道交法を破ってるんならまだ反論の意味はあると思うし、私だって反論者側につくと思う。またテーマが怪盗等の犯罪的なものでなくて、善良な市民によるカブ、ひいては乗り物をテーマとしない作品でも同じだ(道交法破ってる時点で善良とは言えないかもしれないが)。あくまでそれらはカブ、あるいはその他の車両が物語の主軸ではないから、法律違反について多少思う所は生まれるかも知れないが、特にツッコもうとは思わないのである。カブではない、他に見るべき作品のテーマに目を向けるべきなのであるから。

 しかし本作「スーパーカブ」はそうではない。カブ、つまり車両を物語の主軸に置いているのである。そんな作品が車両に関するルール、道交法を軽視しているというのは、作品のテーマの瓦解にもつながりかねないのである。

 

 野球漫画を例に取ってみよう。私は野球少年でもなんでもなかったので偏見が入って申し訳ないが、野球で一番楽しい瞬間は1点を取ることとしよう。登場人物はとにかく1点を取って気持ちよくなりたい(意味深)。しかしその事については常にちゃんと考えるのだが、それ以外の野球のルールや安全面についてはあまり考慮しないとすればどうだろう。暑いからと言って打者はヘルメットを脱ぐ、タッチアップをちゃんとやらない、1塁から3塁にショートカットする等々。これでは、野球をやっているとは言えない。一定のルールを可能な限り守った上で進行する出来事に対して野球と呼べるのであって、それを守らないのは野球ではないと思う。つまり野球漫画としてのテーマが崩れていってしまう。

 イナズマ○レブンとかテニ○の王子様とか、最早突き抜けてしまっているものは別だが。彼らはサッカーやテニスではない、別の超次元スポーツのルールは遵守してると思うので……

 

 スーパーカブという作品についても同様である。しっかりと道交法を守り乗車時の安全面を考慮してこそ、道路走る車両、カブをテーマとする作品が成立するのではないだろうか。だからこそ、道交法を守ろうという意識が低く感じられてしまうのは非常に残念だと思われたのである。

 

 とまあここまでネガティブなコメントをしてきたが、良かった部分もある。カブに乗ってあちこち行くシーンは、ゆるキャン△のように旅に出かけたくなるような気分にさせてくれた。旅とまではいかなくても、原付に乗ってどこか遠出したいなあというのは、この作品も狙って表現していたテーマなのであろう。なんかもうゆるキャン△見てればいい気がしてきた。

 

 挫折を経験したり何かを失った者たちが這い上がって頂点を目指していく、王道のこの展開はやはり燃える。ゆうぎりの生前の話とも強い繋がりを持たせているのが、この展開を後押ししているのも非常にポイントが高い。それにしてもバーのあのおっさんもゾンビ的な存在だったとは。それこそ佐賀の復活においてとても熱い要素ではないか。

 巽幸太郎はヘテロ。幸せになってくれ……

 

  • SSSS.DYNAZENON

 戦闘シーンが本当に神。グリッドマンの頃からずっと言ってるが、音楽制作が鷺巣詩郎で本当に良かった。

 グリッドマンウルトラマン仮面ライダー等の唯一的なヒーローの物語とするのであれば、本作は戦隊ヒーローものになるであろう。それぞれ違った境遇の者たちが集まっているという点では、最初から一つのチームとして結成されている戦隊ものとは毛色が多少異なるが、戦隊とも呼べる彼らチームの構成要素として一人たりとも欠くことはできないことは、どんな戦隊ヒーローにおいても共通していると思っている。だからこそ、本作は一人一人の人生についてスポットをあてた構成になっていたのだろう。その意味で、蓬は主人公っぽくなかったし、最終話で特別な能力を持った主人公的な立ち位置になれることが示唆されても、彼は一人一人の人生があるあの世界にいる事を選んだ点に、この作品のテーマが隠されているのだと感じた。

 最終話の飛鳥川ちせの「あんなもん似合ってたまるか」の台詞と入れ墨の合わせ技は滅茶苦茶興奮しました本当にありがとうございました。性格歪んだ女しか推せん。

 

  • 東京リベンジャーズ

 タイムリープで過去を変えて未来を救う、的な話は好みなので見てた。ああいうののバタフライエフェクト的な展開が好きなので。ただ、2クール目も同じことを繰り返しやるだけなんだろうなあと思ったので、これ以降は見る気はないな……という思い。多分、今の卍会の関係者を小出しにして同じことやるだけなんじゃないか?原作読んでないし勝手な憶測で申し訳ないが。

 OPの髭男の曲良かったですね。ああいう爽やかで元気になれる曲調久しぶりに聴いた気がする。

 

  • バック・アロウ(2クール目)

 世界の真実とかオチとかはよくある感じだったので特に言う事はない。定番の展開は安心感があって良い、というのはこれまでにも何回も言ってるので、いい意味ではあるのだが。

 個人的一番の展開は、戦艦が巨大ロボ化するところである。あんなん反則だろ。大爆笑しながら興奮してたわ。実質ダイナゼノン。

 あのオチ的に2期あっても良さそうだが、それはまあ売り上げ次第なのかなあ。2期無くても消化不良感はあまりないと思うが、個人的には欲しい。

 

 見たという記録を込めてこの項目作ったが、1分アニメだし内容も全くないので書くことがない。郡千景は可愛い。のわゆアニメ化待ってます。

 

 何気に初見だった。原作者の性癖を再確認できるキャラデザであることは言うまでもない。翔太が本当に羨ましくて何度異世界転生を望んだことか。おっぱいデカい可愛い女は好き。おっぱい小さい可愛い女も好き。オリジナルの設定を蔑ろにして勝手におっぱいデカくしたり小さくする奴らは死ぬべき。カンナはおっぱい小さかったが代わりに太ももムチムチで、作者そういうとこやぞって思った(褒め言葉)。完全に小林が夫でトールが専業主婦の妻なんよな。まさにレズ。これは百合ではなくレズ。

 2021夏アニメの2期も楽しみ。

 

 

 

以上。夏アニメ今のところ15作品ぐらいリストアップしてるけど単位大丈夫か?