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大崎八幡宮 どんと祭(松焚祭)2024

 2024年1月14日(日)に、仙台市大崎八幡宮どんと祭(松焚祭)があった。どんと祭というのは、正月飾りや古札などを焼く行事のことで、大崎八幡宮の場合は特に松焚祭と呼ばれる。

どんと祭 - Wikipedia

 

 仙台には7年ほど住んでいるが、どんと祭を生で見たことはなかった。Youtubeで動画は見たことがあるが、ちゃんと見たのは今年が初である。

 点火式は16時半ごろに開始し、実際の点火は17時ごろ。点火式の前には「裸参り」という、半裸の人々が町を練り歩く風景も、このどんと祭の恒例行事である。

 私は15時半ごろに着き、屋台の玉こんにゃくとかおでんとか食べて体を温めたのち、16時過ぎごろに近くで待機していた。日が落ち始める時間帯なので、次第に寒くなっていくのがしんどかった。裸参りの待機者はもっと寒かっただろうが……

点火前
点火後

 てんこ盛りの紙や木の山に火をつけるので、点火した瞬間の燃え広がる様や、燃え広がった後の火の山は圧巻であった。時折、竹がはじけたと思われる破裂音がした。見た目も音も迫力がすごかった。

 クソデカい焚火なわけなので、少し離れた場所でも暖かさがとても伝わってきた。間近にいるとむしろ熱い。裸参りの人はこの火の周囲を、一般の人よりも近いところで一周するので、寒い中半裸でいたとしてもかなり熱かっただろう。むしろ半裸であるからこそ、肌に直接に熱が伝わってくるので、普通にしんどいかもしれない。もしかして裸参りって、寒さも熱さもどっちも味わせせる、究極の寒暖差修行だった……?

 

 境内に人がゴミのようにいて死ぬかと思った。帰りはシャトルバス待ちのクソほど長い列もあった。初詣と違って1日で行われる行事だし、どんと祭の中でも全国最大規模なので、まあそりゃそうか。