A boiled egg

ぼちぼちいこか

アニメ「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」感想

 2023秋アニメの「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」を見た。全12話。

 この作品の存在は、アニメ化が決定する前の漫画の段階から知っており、1巻だけ読んだことがある。端的に言って、かなりギャグに振ったハーレムラブコメといったところである。

 ギャグの用法としては、他の有名アニメや映画等のオマージュ的なある種の内輪ネタや、尺やED映像等に言及したメタ要素、強烈なパワーワードのラッシュ、といったところである。人によって好みが大きく分かれそうではあるが、私は結構好きだった。全力疾走でギャグをかます一方で、舵が大きく逸れることもなく、また興醒めする前にさっさと1つのボケを終わらしてくれる、という印象があったからだろうか。メタ発言とか、ちゃんと「アニメ」という媒体に沿ったものに変更されてて、そのちょっとした意識が割とツボにハマってたりする。

 ラブコメの「ラブ」的要素がなかなかキツかったのは、確かに否めない。否めない、というか全くもってその通り。まあ、そもそもハーレムラブコメからそれを取り除いたら、『じゃあこの手の作品はどうやって「ラブ」を表現すればいいか難しいじゃないか』というジャンルの存在理由の喪失にも繋がりかねないので、あまり深く考えないようにしよう。ただ、個人的には、この作品ではそのキツさがインパクトのあるギャグと良い対比になっていて、ちょうどいい小休憩として悪くはなかったかな、と思う(本来はキツい部分の方がメインなんだけど)。

 最近たまによく見る「みんな可愛いから、もうみんなと付き合っちゃえ!」っていう作品(「カノジョも彼女」、少し違うが「僕たちは勉強ができない」「俺妹if」など)、シンプルに一昔前のラブコメの「色んな女の子の中から、最終的に一人だけしか付き合えない」っていうスタンスへのアンチテーゼだと思っている。単に全キャラの幸せな姿を書きたいだけだからかもしれないが…… 私としては一昔前の考え方の方が好きなんだけどな。好きな人と付き合えるだけが人生の全てじゃないし、付き合えなかった世界線で、どんな風に頑張って人生を歩んでいるのかとかを想像するの好きだし。でもこの作品を見てしまっているので、結局はそんな考えは深層心理では持っていないのかもしれない。

 

各ヒロインの印象(あくまで個人の感想です)

花園 羽香里

おっぱいがでかい。淫ピン。以上

本渡楓さんのおっとり系ボイス、めちゃくちゃ癒される

院田 唐音

古き良き暴力系ツンデレキャラ。こういうのでいいんだよ。照れ顔が死ぬほど可愛い。おっぱい小さいのを滅茶苦茶気にしてるの可愛い。

富田美憂さん、ツンデレ系のキャラすごく合うな

栄逢 凪乃

ここら辺から名前がめっちゃ適当になっててワロタ(栄逢凪乃=えいあいなの=AIなの:効率重視のキャラ)。よく考えたら院田唐音も適当だな(院田唐音=いんだからね=~なんだかね!:ツンデレキャラの常套句)

初登場の時に「既に分かっている事柄をわざわざ再現実験するのは無意味」みたいなこと言ってたの、マジで許してないからな。再現性の確認や追試は重要なんだぞ!「実はデータや理論があまり適切ではありませんでした~」「先行研究のデータは不十分だったので新しくデータ集めて新理論を提唱します~」なんてのはよくある話なんだぞ!少なくとも理系の大学には進学してほしくないなと思った(文系の研究のフィロソフィーは知らんけど)。

でも見た目は可愛いし、割と私の好みなのでムカつく

薬膳 楠莉

ロリ姿の方が好き。ギャグ時空だから許されてるけど、普通に薬機法違反とか過失致死になりそうな実験ばっかやってるんだよな……まあ他のキャラも似たようなことしてるか……

花園 羽々里

EDのクレジットで「上坂すみれ」と書かれていたので、声優的にまさかとは思っていたけど、そのまさかだった。ガチの親子丼じゃん……作中でも栄逢凪乃が言及していて爆笑した。

主人公が運命の人だったってことだから、亡き夫は運命の人じゃなかったってことなんだよね。悲しいなあ……

好本 静

マイエンジェル。一番大大大大大好き。正妻は君だ。ロリキャラでCV:長縄まりあ、優勝。

主人公のお〇んちんをしっかり見た最初のヒロインだから(最終話参照)、肉体関係的にはこの子が正ヒロインなんだよね

欲を言えば、頑張って肉声で喋ってる場面がもっと欲しかったかなあと。キャラの特性上、あんまり無理して喋らせるのも可哀想だからまあ良いけど。一応スマホの合成音声があるわけだし、脳内の声とかである意味沢山声を聞けたので良しとするかな。スケットダンスのスイッチみたいなもんだなと思うことにしている。

可愛すぎて無事死亡。本当にありがとうございました。

おわり