2023夏アニメの、呪術廻戦2期の1クール目を見た。原作は読んでいないアニメ勢です。懐玉・玉折も、渋谷事変もOP、ED曲が良すぎる。
懐玉・玉折
まだ学生だった頃の五条悟、夏油傑、家入硝子、七海健人が出てくる、前日譚。
原作勢の話によると、家入は高専時代から喫煙者だったらしいのね。アニメではココアシガレットっぽいものを咥えていたのみだったので、「喫煙に興味や憧れがあるけど、法律は一応守っている」のだと思っていたが、原作では煙のようなものが描かれているらしい。
まあどっちでもいいが、個人的には吸ってた方が、反転術式を使った「生」とタバコによる寿命の短縮という「死」の対比が浮き彫りになり、キャラの多面性がよく見えるようになって良いんじゃないかなと思う。
あと、呪術師なんていつ死ぬか分からないんだから、吸っても吸わなくても大して変わんないだろ。彼女がどう思ってるかは知らんが。
本編で最初に登場したときは、アニメでも原作でも禁煙中だったらしい。渋谷事変が終わってからはまた吸い始めるっぽい。
天内理子可愛かったね。天元と同化しなければいけないという宿命を持つ以上、①天元と同化する、②それを阻止しようとする敵に殺される、③なんやかんやでうまく逃げれて、どこかでひっそりと暮らす、のどれかかな思っていた。本編の方の内容的に①は無いなと途中で思ったし、③は「死ぬか戦うか」のこの世界においてあまりにも能天気すぎるのでやはり私の脳内から却下していた。
結局は、③とみせかけての②だったわけだが、②にするんなら確かにまずは③に見せかけるよなと納得できる。幸せの後に訪れる絶望の格差によって、その絶望が際立ち、物語の重要なポイントとして印象付けることができる。まあそりゃそうだよなって論理ではあるが。
伏黒甚爾の体とか筋肉とか普通にかっこいいよなと思った。顔もかっこいいと思うし、もし私が女だったら、セフレぐらいの関係なら良いかもしれない。付き合うには、性格が流石にバイオレンスすぎる。
呪術廻戦0の時から思っていたが、夏油傑の考え方は理解はできるように描かれているよね。「格差をなくし平等な世の中にするためには、格差のある人間を殺せば、格差はなくなるので平等になる」という、共感できるかどうかは別として、少なくとも論理としてはまあまあ妥当である。私は理解はできるが共感はできないのが悲しい所だ。「格差のある人間」じゃなくて「人類全員」が嫌いなので、格差関係なくみんな頃したいと思う事がたまにある。
渋谷事変
はい、五条悟が獄門疆で封印されてしまいました。はいじゃないが。
まあなんとかなるでしょ(鼻ホジ)。五条悟先生最強だし。
あと、どうにもならなかったら世の中が呪いに埋め尽くされて「呪術廻戦 完」となってしまうし、ジャンプでそんな結末やらないと思う、というメタ発言。
夏油傑(だったもの)のネタバレを視聴前に踏んでしまったのは軽く後悔している。「キッショ、なんでわかるんだよ」のところね。画像自体は、以前からコラ画像等でたまに見かけてたのだが、あれってかなり重大なシーンだったのね。
原作者曰く、夏油傑の肉体が脳の意志に反して動いたのは、肉体の元の所有者の精神が残っていたとかではなく、「死体が一時的に痙攣しているようなもの」と言っていたらしいのを、どこかの噂で聞いた。どこかの婆さんが降霊術で、孫に伏黒甚爾の肉体の情報を降ろした際に、伏黒の肉体の情報が孫の魂に打ち勝ったのを見るに、夏油の件も、全然あり得る話だと思う。
原作者的には、そういうところであんまり感傷的にさせたくないのかもしれない。私は感傷的にさせたくない立場の方。ただ事実を突き付けて絶望させたいし、したい。
伊地知虹夏さんが敵にめった刺しにされて、倒れてるところをナナミンに見つけられた時、完全に死んだものかと思ってた。複数回刺されてそれなりに出血してるのに生きてるとか、元は呪術師志望だっただけのことはあるな…… 並の人間だったら内臓ズタズタになったり、失血とかで死ぬからな。
補助監督が刺されてブチギレのナナミンかっこよすぎワロタ。