A boiled egg

ぼちぼちいこか

2022夏アニメ見たやつ

 今期最後まで見た作品は以下の通り。ネタバレ注意。コロナの影響等で最終回が10月に押した作品がいくつかあったのでブログ投稿が遅れた。

 

 

 

 

 

異世界おじさん

 セガおじさんではないけど所々分かるネタがあって共感できて楽しかったし、分からないネタも「へーそうなんだ」で豆知識感があって面白かった。10数年前の時事ネタとかネット事情ネタもなんとなく分かってしまうのには郷愁と残酷さを覚える。

 異世界にいた頃のおじさんがヒロインとのフラグを、容赦なく無自覚にバキバキにへし折ってしまいには死体蹴りまでするの面白すぎる。今と20年弱前でオタク的文化そんな大きく変わったっけか?とは思うが、そもそも私もそこまでその文化に精通しているわけではないので知らん。取り敢えずツンデレの概念は確かに、ある時明確にそれがジャンル化されたっていう記憶がなんとなくあるな。ヒロインの中ではメイベルが今のところ好き。彼女の思考がどんどんダメニート化していったり感情が壊れていく様を見ると、保護して養ってやりたくなる。嘘、私も働きたくない誰かに養われたい。

 コロナの影響で放送一時中断、からの秋アニメで仕切り直しということなので、覚えてたら秋アニメ感想にもこれの感想書いとく。

 

 

 

Engage Kiss

 まず、ヒロインの作画が程よくエロかった。体の輪郭の描き方や色味が、透明感のある清潔さとエロさを兼ね備えていて、そいつらのバランスが良い塩梅でシコれるなと思った。

 主要ヒロイン3人(はそれぞれ違った意味で重い女として、主人公と彼女らとのラブコメも作品の醍醐味の一つとなっているが、個人的にはキサラが一番かなーと思っている。黒髪ロング好きの私としてはアヤノと悩んだのだが、色々加味してピンク髪ロングを選んだ。金髪ロングも可愛いけどぶっちゃけただエロいだけ。決め手になったのは、4話でおでん食べながら言った「別にいいよ、シュウ君の最後の女になれるなら」である。最後に愛されることに固執してるとか重すぎでは??良いですねえ~。

 ストーリーに関しては普通に面白かったし、極端なトンデモ展開もなかったので普通によくまとまっているなと思うものの、「普通」止まりである感覚が拭えない。というのも、新事実とかを出して次の展開に持っていく時の「伏線回収感」や「納得感」が薄いなと思いながら見ていたからである。特にこれはマイルズの正体が明かされた場面で強く感じた。

 ちゃんと辻褄は無理なく合っているのだが、後付け感が否めないなと。散りばめられた伏線をある場面に向けて回収するのに対して、散りばめられた様々な要素の辻褄と合うように新事実を提案しているような構造であるなと私は捉えている。両者は似ているようにも思えるが、前者は過去から現在への帰納的なもの・予めそこに収束するように設計されていたものに対し、後者は現在から過去への演繹的なもの・都合が合うように後から創出されたものである。前者には確かな納得感があるが、後者は一瞬ポカーンとするか或は「あーそういうセオリー使ってきたのね」みたいな別の意味での納得の仕方をしてしまうので、正しい納得感が薄くなってしまい後付け感さえしてしまうというわけである。まあ伏線回収の魅せ方って難しいんだろうけどね。

 ただ、納得感で言えば、12話ラストでキサラの手に記憶失う前の文章書かれてたのは納得感の塊だったかな。あの展開は素直に激熱だった。

 

 

 

シャインポスト

 キャラの体が生き生きと動いていて、作画良いな(小並感)って思う。顔芸多いの面白いし、表情豊かでキャラに愛着湧きやすかったのが一番の評価高かった。本編やらずに特番ばっかやらないでって後半滅茶苦茶思ってた。杏夏の激寒お茶目なジョーク嫌いだけど見た目は超好き。理王の髪の毛先だけ色変わってるの変な感じするけどメスガキ感は超好き。EDの曲調めっちゃおしゃれ。

 「切腹」って言ってたのってピンク髪の彼女だったのね。テロップよく見たら序盤の方から大橋彩香って書いてあった。最近キャスト欄ちゃんと見ないからなあ。

 最後の対バンの話は、二期への布石かゲームのストーリーの導入か。まあ後者だろうなあ。ゲームは今のところやる気はない。

 

 

 

邪神ちゃんドロップキックX

 クールを進める毎に、どんどんなんでもありになってて困惑してる。なんでもやりすぎてて、もはや何やってたか覚えてない整理がつかない。初音ミク昔の漫画風作画北海道巡り原作ではやってるけどアニメではやってない発言は覚えてる。これがクラウドファンディングの力か……4期の時は微力ながら支援してみようかなと考えていたりいなかったり。鈴木愛奈さんの演じる邪神ちゃんの、どうしようもないクズだけど変な愛着があって捨てづらいもの感がとてもいいなあと。邪神ちゃんが細切れにされてもミンチにされても製麵機に通されて食われても何も思わなくなった程度にはこの作品の世界観に侵されている。

 余談だが、この前北海道に旅行に行って、ついでに邪神ちゃん2期12話の聖地巡りした。温泉気持ちよかったし小樽ビール美味かった北海道旅行だった。

 

 

 

シャドーハウス 2nd Season

 シャドーハウス内の歪んだ秩序が、小さな疑念や綻びから徐々にあるべき姿の無秩序・混沌に変容していく様がとても心地よかった。

 特にそれを感じたのは、シャドーであるパトリックが、同じくシャドーであるケイトではなくその生き人形のエミリコに恋心を抱いてしまった場面である。シャドーが生き人形を、道具ではなく一人の人間として且つ恋愛対象として見るという、普通はシャドー同士が結婚するという生まれながらの価値観の破壊と変革が垣間見えた。生き人形を道具として見ていないというのはケイトやジョンもそうで、これもまた変革の一種であるが、パトリックには恋愛的な観点が含まれていることにおいて、両者の価値観の変革の意味には大きな差異があることは想像に難くない。

 それにしても、シャドーとその生き人形の関係性が毎度良いのよね。絶対的な主従関係にしろ対等な関係にしろ、その間に絶対的な信頼関係が必ずあるの尊すぎる。やっぱ自分×自分のカップリングなんだよな~~~~

 

 

 

メイドインアビス 烈日の黄金郷

 原作の方読んでたので内容は知ってた。相変わらずよくこんなえげつないこと思いつくよな作者。ミーティーのコピーのやつとか「コピー」の言葉で誤魔化してるけど、つまりは人(だったもの)のクローンじゃん。無理矢理成れ果てにされた人間の魂とその苦しみをいくつも複写してるってことじゃん。マジでボンドルドヤバすぎる。

 ワズキャンもヤバいことやってんだけど、ボ卿よりかはマシかなって個人的には思ってる。というか、ワズキャンのやべーエピソードって大体がしょうがなくてそうするしかなかったものばかりだと思うんだよね。

 まずイルミューイの新鮮な子供で作られた産地直送のお子様ランチは、倫理的には確かにヤバいけど、あれ食ってなきゃ多分全員漏れなく死んでたんだよな。倫理だけで生き残れるほどアビスは甘くないでしょ。

 あと、諸悪の根源である欲望の揺籃についても、これをイルミューイが持たなきゃそもそもお子様ランチが作れなかったという点において、やっぱり皆死んでたはずである。というか欲望の揺籃持たせようって最初に提案したのワズキャンじゃなくてヴエコだし。

 兎にも角にも結果論として救いようのない感じになってしまっただけで、その時その時で最善だと思う事をやっていただけなのである。ただ、ワズキャンは未来を予見してた上であらゆる行動をしていたということも勿論留意すべきで、これから起こる出来事を予見していながら欲望の揺籃をイルミューイに持たせた点において彼の狂気性は十分にあるだろう。まあ、そうだとしても結局そうすることでしか生存できないんだから、やっぱりワズキャンはそこまで悪くないと思うが。それに何もかもを予見できるほど万能でもなかったんだし、悪役の全部をワズキャンに押し付けるのは違うでしょ。

 ここまでワズキャンを擁護してきたが、リコに欲望の揺籃使おうとしてたらしいのは、流石に庇いきれないかな。そこから先は完全に自分の冒険のためだけじゃん。

 で、ボ卿の方がやべーやつって何で思っているのかと言うと、ボ卿は生き残るためにやったことではないからである。研究だ真理だ祝福だ言ってるけど、別にそれ無理してやる必要どこにもなかったよね。結果的にリコがプルシュカ白笛手に入れられて、なんかいい感じになってるけど普通にあたまおかしい。確かに探究という面においては、個人的な倫理観から見てもまあOKかな?面白そうな研究ではあるよね?と思わなくもないものの、生存においてやむを得ない・その時最善だと思う行動ではない。というかもはや意図的に死の方向に向かわせちゃってるから。死ななくても人間としての形は失っちゃってるから。生き残るためなら何でもしていいと言うわけではないが、この点においてあくまで生き残るため・冒険を続けるために行動してたワズキャンはまだマシなのかなと。

 

 パッコヤン(青髪単眼の成れ果て)が、上昇負荷で成れ果てになろうとしてるヴエコを階段から突き落としてパッコヤンが消えるシーンがめっちゃ切なくて好き。漫画でもアニメでもボロ泣きした。ガンジャ隊の頃2人仲良さそうだったもんな……

 マアアさんの人間時代について色んな説があるけど、私は言葉覚える前の赤ん坊説かなあと思ってる。ケツ汚いから幼児退行の願望があるおっさん説もあるけど、赤ん坊でもケツ汚いやつは汚いだろ。

 

 

 

ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season

 気のせいかもしれないけど、少し作画良くなった気がする。

 櫛田の噛ませ犬感半端ない。久保ユリカは悪くないしむしろいい仕事してると思うんだけど、櫛田の裏と表の声色どっちもイライラするから早くボコボコにされてくれ。龍園が綾小路にボコボコにされてあっけなく降伏すんのマジで草。

 1期の内容あんま覚えてないからあれだけど、ラブコメ成分増えたかな?一期からの厨二的な臭さと二期で足されたラブコメのキツさのブレンドが、人によっては悪い方向に転がってそう。私はcv高橋李依のキャラ(名前忘れた)が色素薄くてロングヘアーでか細くしなやかな清楚さがあって好き。

 軽井沢は普通にめっちゃ可愛いと思うけど皆さんにあげます。というか、原作読んでないしアニメも言うほど真剣に理解しようとしてないから言えた立場ではない。

 綾小路が学校に通っている理由としては、「ホワイトルームの外の世界を見てみたかったから」で本当に合ってるんですか原作勢さん。まあ絶対他の理由もあるんだろうけど。

 

 

 

ラブライブ!スーパースター!! 第2期

 新規メンバーの是非論争については、私は別にどっちでもいいので介入はしない。基本的にあるがままで受け入れる。もちろん場合にもよるけど。ラブライブ熱はアニメ見る以外にはもう無いからって言う意味でもどっちでもいい。

 きな子の芋っぽいというか丸っこい感じ好き。メイもシンプルに見た目可愛いし急変する性格も見ていて面白い。

 葉月恋がゲーム沼にハマったことにより、廃人化するのめちゃくちゃ笑った。第二の園田海未、あるいは絢瀬絵里的なポジションになっちゃってるやんけ。

 かのんが留学するかも?って下りでラブライブ無印の展開を思い出したのは私だけではないはず。結局留学するってな感じになったから、そこはμ'sと差別化したかーって思ったらやっぱり留学無しになってもう爆笑。優勝して区切りついてるんだから留学展開にしてもええやんけ。なんで現状維持したがるw

 3期決定は最終話見る前は知らなかったのだが、ラストを見れば確信するよね。今まで劇場版確定演出はあったけど、これまでのシリーズのそれとは毛色が違ったという点で私は3期を確信したというところ。そのまま留学してれば劇場版の方になってたと思うけど。

 これまでのラブライブシリーズの学年間の関係ってそこまで壁が無い、あっても無くそうとするってのが恒例だったけど、スーパースターでは完全に先輩/後輩の上下関係が出来上がってるのが、違う所だなと思った。先輩は1年早くスクールアイドルをやってる身として頼れる行動をし、後輩はそれについて行こうと必死に練習する。その2つで悩み事を相談したり付き合いをするグループが分かれているのも、上下関係をより強調させていた。リアルな「部活動」としてはμ'sやAqoursよりもこっちの方が確かにこっちの方が忠実であるし、メタ的にも2期から参加のキャラとの差はあるので、この断裂はまあしょうがないかなと思う。人間関係的グループの構成人数が少ない分、カップリングを固定しやすかったり濃い関係を作りやすかったりするという狙いもあったりするんだろうか。3期で先輩/後輩の壁を無くそう作戦があったりしたら面白そうだな。

 

 

 

リコリス・リコイル

 「すごく楽観的で救いのあるガンスリンガーガールだと思った。記憶の奥底に「ガンスリみがあるけど、ガンスリみたいな結末にはならないって公式が言ってる」みたいなものがあるので、そこからこの一言がまず出てきた。

 最終話見終わった直後は、「千束殺すとかたきなと一生会えなくなるとか、今までの喫茶リコリコの日常のようには戻れないとか、そういう不可逆性を出してくれよ」と思っていた。が、今ではあの終わり方でも良かったのかなと思っている(個人的な好みでは納得してないが)。

 というのも、この作品の目指す方向が、EDに現れていると考えたからである。この曲の私の印象は「気持ちを加速気味に前に進ませ、なんやかんや上手くいって希望的な未来が待っている、いい意味で楽観的な曲」みたいな感じである。この明るさが逆に「先に待つ逃れられない運命的な出来事」を想起させもする(サビ後半のメロディーがなんかそんな雰囲気ある)のだが、所々辛い運命を匂わせつつも希望的に終わらせたという点において、この曲の主題は前者の方という事になるのだろう。EDで伝えたい事と結末を重ね合わせたということで私の中で納得した。

 ここからは結末の個人的な好みの話になる。ヨシさん以外誰も死なずに希望的に終わらせたのは良いとしても、もっと色々置かれる立場とか人間関係変化させろよと思った。ただ単に喫茶リコリコハワイ店になっただけじゃね?やってる事本質的には前とあんま変わらないよね。元に戻れる日常の可逆性は、安心感はあるという良さはあるが、それ日常アニメでええやん。決定的で不可逆な出来事が起こる作品でそれをやる意味ってのももちろん分かるんだけど。まあ、周囲の環境や関係の大幅な変化っていうのは、身近な人がそれなりに亡くならない限り無理なんかね。

 

 千束のいい塩梅で男っぽい言動が気さくさを出してて可愛いし、たきなは黒髪ロングの見た目でもう普通に可愛い。そもそもキャラ原案のいみぎむるさんが神。

 なんか百合百合騒がれてたけど、言うほど百合か?恋愛感情はほとんど含まれない大親友って感じにしか見えないぞ?千束を生かしたくて必死だったのとかは、親友として相棒として寄り添ってくれた尊敬する人を失いたくないからだと思ってる。仲良しの程度に依らず、女の子同士で普通に仲良くやってるだけで百合って言うんだったら、男性間の友情や信頼関係は全部ホモになるって138億年前から言われてるから。つまり全人類同性愛計画が始まってしまう。まあ百合の解釈は人それぞれだとは思うけど、私の解釈は「百合ではない」

 彼岸花に毒性があるの知らんかった。多分忘れてただけだと思うけど。何も知らなかったら私だったら彼岸花燃やして吸うの真似しちゃうかもな。自分タバコ吸うから余計にそういうのに抵抗ない気がするし。

 EDの入りが毎回神なのは言うまでもないですね。リコリコedのMADが一杯出回ってるけど、水素水のやつが私は一番好き。

 英弱なので、サブタイトルの英語のことわざ?は毎回Googleで調べてた。

 

 

 

咲う アルスノトリア すんっ!

 とりあえずよく分からなかった。みんな可愛い事しか分からなかった。ソシャゲの存在は知ってたけど、存在しか知らなかったのでなんとなくのゲームの概要すら知らないけど、ゲームやってたらある程度理解できるんかな。流石にゲームユーザーが1ミリも理解できないソシャゲアニメだったらヤバいか。

 学園の雰囲気や全体像もボヤっとしか分からなかったし、学園がそもそもどこに存在しているのかや、度々出てくる騎士は本当に彼女らを狙ってるという認識で合ってるのかどうか、聞く者ってなに?などなど、謎が多すぎる。最後に出てきたホログラムみたいに輪郭ブレまくってる奴とか本当に誰だったんだよ。ゲームの方で言う我々プレイヤーとか?

 ゲームやれってことですかね。ていうかこれ本当に1期で合ってるのか?「すんっ」って後ろに付いてるから、続き感あって微妙に不安になるんだよな。