A boiled egg

ぼちぼちいこか

お兄ちゃんはおしまい! 感想

 2023年冬アニメの「お兄ちゃんはおしまい!」を見た。

 

 この作品、元々は原作の漫画を読んでいたことがある。同人版と商業版があるのだが、私はニコニコ漫画の同人版を一時期追っていた。

 なんやかんやあってニコニコ漫画を使わなくなって、この作品も読んでいなかったのだが、アニメ化することを知って久々に読みたくなり、また一話から少しずつ読んでいる。みはりが一番好きだが、みよちゃんも捨てがたいというのが私の好み。まひろは別腹。

 

 作品ジャンルはTS(トランスセクシュアル)で、キービジュアル見れば一目瞭然だが男から女へのTSである。そういえば、女から男へのTS作品ってあんまり見かけないよね。少し前に女から男へのTS漫画読んだけどタイトル忘れた。

 当方ふたなりは嫌いだが、TS作品は割と好きである。TSはアレとソレを同時に併せ持っているわけではないという点で受けれやすい。ふたなり嫌いと言っても、厳密には普通のただの人間が両性具有になるのが解釈違い*1なだけで、神的なキャラが両性具有なのは別にいい。エロ同人はまた別。ふたなりもTSも抜けない。

 最終回のお風呂で生えてきたまひろは果たして両性具有だったんだろうか……アレが生えてくる直前にソレが消失した可能性もあるし、ソレを残したままアレが生えてきた可能性もある……まあ正直どうでもいいけど() それよりも、湯の中で妹にアレを握らせたまひろのことの方が重要。実質セックス。一緒にお風呂入るのも寝るのもやってるんだから、早く兄妹セックスしろ。それのエロ同人は普通に読んでみたい。

 

 原作は同人版*2しか読んでいないので、商業版とアニメの比較は分からない。同人版とアニメを比較した限りでは、エロさが極限まで解放されておるな、と感じた。

 例えば、服を脱いでおっぱいが露わになったり、服越しに揺れるおっぱいとかの場面。同人版だと一コマ程度で済ませて、効果音も「ばいーん」とかの気抜けした感じ。アニメだと数十秒かけて上下に揺らしまくるし効果音もなんかエロい。本当にこれ同じ作品か?ってぐらいアニメでのエロ度が爆発しておる。

 

 同人版は一つ一つのエピソードが簡素なので、エピソードの補完としてのアニオリが多かったなと思った。せっかくアニメになったんだし、あのエピソードでは実はこんなことが…みたいなのがあるのは普通にうれしい。アニオリだと思ってる展開は商業版ですでに描いてる可能性も捨てきれないが。

 エピソード補完に関しては、8話のお泊まり回で、力尽きた様子でみよちゃんがお風呂から上がってきた理由が描かれていたのが特にうれしかった。見る専のみよちゃんも百合の波動に巻き込まれてもええんやで(^ω^) そのお風呂場でのあさひともみじの出会いの回想も好き。身も蓋もなく言えばこれらはエピソードの尺伸ばしだが、風呂場の場面に限らずどれもエピソードの一部として綺麗に収まっていて、とても見やすかった。逆に、あっさりすぎる同人版の間を埋めて、丁寧に描写したとも言える。

 

 まひろの無意識の魔性の女感がめちゃくちゃ好き。思考や言動が中学女子になりつつあるのも良い。そうやって、周りの男子を無意識にたぶらかしていけ。どんどんメス堕ちしていけ。肉体的にも精神的にも、もう男に戻れない体になってしまえ(ニチャア

 

*1:両性具有=神、が私の考え

*2:全年齢