A boiled egg

ぼちぼちいこか

アニメ「青のオーケストラ」 感想

2023夏アニメの、「青のオーケストラ」2クール目を見終わった。継続2クールで、これにてアニメは終わり。1クール目の感想は以下からどうぞ。

boiler.hatenablog.com

 

このアニメは、主人公の青野一が、一度挫折したヴァイオリンを再び始め、高校のオーケストラ部で成長していく話である。

 

青野と佐伯が、まさかの異母兄弟だったいう衝撃の事実。途中、ホモ来るか?って雰囲気があったけど、それを容易に飛び越えてきやがった。もうホモとか言えねえよ。いや、兄弟でもアリか……?

恋愛要素に関して、たまに軽く展開しつつも、そこまで深く突っ込まなかったのは個人的に意外だった。小桜とかいくらでも恋愛話作れそうなものだが。まああくまで部活ものの作品であることに重点を置いた結果、そっちの方の描写はぼちぼちで良いだろうって作者が思ったのだろう。

立石部長可愛い。フルートを吹く女子は可愛いことが多いという私の偏見も多少ある。

 

有名なクラシックを多用していたので、演奏パートは聞きやすく、気楽に見れたのはやはり良かった。同じような系統の別のアニメで「響けユーフォニアム」があるが、あっちの方は演奏パートが少なくて悲しかったので、多い方が私は嬉しい。

 

1クール目からそうだが、合奏系の部活の風景の解像度が良いと常々感じた。私も中学で吹奏楽部にいたのでよく分かるのだが、特に定期演奏会前の楽器の搬出入は4K並の解像度である。ああいうのは「学校の部活」として楽器をやったことがある人にしか分からないものであるが、そうでない人が見ても「部活」であるというのが端的に伝わるものである。「顧問や先輩の言葉には大きな声で返事」、「(楽器の搬出入に限るが)体力を使う」とういのはあんまり運動部と変わらなかったりする。まあ質もベクトルも違うので比べるのは難しいが。

こういうリアルな描写で、一つ欲を言えば、ヴァイオリンの弓に松ヤニを塗る場面とかも欲しかったかなと思う。一切そういう場面が無かったのには流石に首を捻った。他にもピッチ調整とか色々言いたいことはあるが、まあ細かすぎるか。なくても良いか。

 

先程も挙げた「響けユーフォ」と比べると、熱血度の量と演出は多少弱いが、まあ十分な程度ではあるので、「響けユーフォ」が好きな人は是非見てみてほしい。