まんがタイムKRコミックスの漫画、「すわっぷ⇔すわっぷ」を全巻読み終えた。全4巻。
女の子同士でキスして入れ替われるっていう作品だけど、まあ端的に言ってジャンルは百合だよね。入れ替われる他の面子はその能力なくても最初から百合だし、主人公2人も「入れ替わりはきっかけにすぎず、その能力がなくてもお互いは特別なんだ」って気づいたんだから。
入れ替わりの能力について深く掘り下げなかったのも、「あくまでそれは特別な関係になるきっかけにすぎないんだ、能力ではなく2人の関係性を重視しよう」という、百合のコンセプトを貫いたからこそなのだと思う。まあこれ打ち切りっぽいから、単に能力について描く話数が足りなかっただけっぽいが、多分長く続いてもそこは深くやらなかったと思う。これSF作品とかじゃないし。
4巻の81ページの五月と夢芽のキスシーン、あれヤバかった。興奮しすぎて危うく電子書籍用のタブレットぶん投げるところだった。紙媒体だったら多分ビリビリに裂かれてた。
めちゃめちゃ仲良いけど恋人関係ではない友人関係から、ふとしたきっかけ(この作品の場合は、入れ替われるかどうかの興味。単にキスしてみたいの意味もありそうだが)でキスして距離が一気に縮まるの、非常に尊い。五月が赤面してるのは正直言って尊さMAX。早く付き合え。
とめきちさん(作者)の絵本当に可愛いなーと思いながら読んでたりもした。春子(中身は夏子)の見た目すごい好き。まさしく自分の中での理想の黒髪美少女って感じ。オリジナルの春子の見た目も好きには好きだが、悪く言えば生気がないので、入れ替わってる時の方がよりピュアさや生き生きさがあって良いなと思ってる。そういう意味では手嶋ゆりとかも好き。
ちなみにこの作者、男の娘漫画も描いているので、興味ある人はそちらも是非。こっちは単巻の短編集。私はこの本で作者を知った。