A boiled egg

ぼちぼちいこか

大河への道 感想

 今日、「大河への道」という映画を観た。2022年5月20日(金)公開日。


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 本当は五等分の花嫁の映画を観るつもりだったのだが、ネット予約とかしてなくてあいにく完売してしまったので、別に気になってた映画を観たという具合である。

 

  • 概要

 

 この映画は伊能忠敬をテーマとしたものではあるが、彼が亡くなる所から物語は始まる。彼は初めて正確な日本地図を描いた事で有名だが、彼の死の時点では地図はまだ完成してなかった。地図作成には莫大な費用がかかっていたため、本来なら彼の死によって打ち切られるはずだが、伊能忠敬測量隊らによる死の隠蔽により、作業は続行される。この映画は、伊能忠敬の死がどのように隠蔽され、どのように日本地図は完成したのかを描いた作品である。

 

 また、この作品のもう1つの主軸として、伊能忠敬の現在の生まれ故郷で、伊能忠敬をテーマとした大河ドラマを作ろう!という役所らの奮闘もある。だが、先に述べたように、伊能忠敬は地図の完成を前に死んでしまっているので、地図完成の所まで描写しようとすると伊能忠敬測量隊らが主人公となる大河ドラマになってしまう。一体どうすればいいんだー!っていう苦悩があるわけである。タイトルの「大河への道」は、「(伊能忠敬をテーマとした)大河(ドラマ制作)への道」と言えよう。

 

 伊能忠敬の死後に地図が完成したっていうのは自分の記憶にもなんかうっすらとあるが、多分中学の社会の資料集かなんかに載ってたんだと思う。

 

  • 感想

 

 アニメじゃない映画を観たのは割と久しぶりなので、新鮮な気持ちで観れた。テーマとしては大河系だが、現代の描写があるのとコメディタッチであるのとで観やすい感じだったのもあり、とても楽しめた。コメディ系時代劇は(そんなに観たことないけど)結構好き。のぼうの城とかも面白かった記憶があるし。

 

 江戸時代側と現代側で役者が被っているのだが、まあ恐らく前世だとかデジャブ的なエモさを演出したいんだろうなって思う。現代の彼らの前世だったらいいね〜ぐらいの雰囲気なのでそんな気にしなくてもいいんだろうが。

 

 どのように測量してどのようにそれを地図として落とし込んだかの説明が軽くされてたが、そんな難しくなかった。なんなら似たような事を大学のルートマップ描く実習でやったので勉強し直せばできると思う。まあ日本をぐるっと歩き回らないといけないので厳しいが。

 

 伊能忠敬のみならず名もない測量隊員らの努力もあったからこそこの偉大な地図があり、伊能を偉人たらしめたと考えると、とても感慨深いものであるなと感じた。名もない英雄的な話大好きなので。

 

 

 

 コメディ系時代劇作品のモチベ少し高まったので、なんかおすすめあれば教えてください。