A boiled egg

ぼちぼちいこか

「Perfume 9th Tour 2022 "PLASMA"」に行ってきた話

 10月8日(土)、宮城のセキスイハイムスーパーアリーナで行われたPerfumeのライブに行ってきた。

 

 

 Perfumeを好きになったのは確か小6ぐらいの頃で、姉がMステを「ポリリズム」目当てで録画してそれを横で見てたのがきっかけだったと記憶している。ちょうどその頃親にウォークマンを買ってもらって何の曲を入れようかと考えていたのもあって、Perfumeをの存在をはっきりと認知したのをこれ幸いと当時リリースされていたアルバムを片っ端から入れていた。

 Perfumeが好きと言うが、実のところオタクと胸を張って呼べるほどのめり込んでいるわけではない。基本的にCDは買わずにレンタルやサブスクで曲をたまに聴くぐらいのもので、MVもごくまれにYouTubeで見るだけだし全部見ているわけではない。ファンクラブ会員でもないので、たかが知れる程度である。ただ、純粋に楽曲がめちゃくちゃ好きなので、そこにおいてPerfumeのファンと言うわけである。もちろんアイドル的な観点からも普通に好きだよ。正直3人とも好きだが、敢えて言うならあーちゃんが一番好きかな。

あーちゃんのサイン

のっちのサイン

かしゆかのサイン

よく知らないが、確かファッション関係のプロジェクト

 たかが知れるレベルのオタク度もあって、Perfumeのライブに来るのはこれが初めてだった。大学入ったら行きたい行きたいとずっと思っていたのだが、タイミングが合わなかったり申し込み忘れてたりして今の今まで行けてなかった。

 宮城公演は10月7日(金)と8日(土)の2日間で私は土曜の方に参戦した形だが、金曜の方は声出しOKだったらしい。というのも、定員の50%以下だと声出しOKでイベントをやってもいいという宮城県の取り決めがあるらしく、金曜は予約分で32%の集客しかなかったため当日分を50%を上限で売ることを条件に声出しOKということにしたらしい。普通は集客率の低さにショックを受けるところだが、そこから機転を利かせたのはスタッフ有能だと言うしかない。私も金曜に行けばよかった。土曜はほぼ満杯だったので声出しNGだった。休日だし満杯になるのはそれはそう。

 グッズは、長袖のライブシャツがあったのでそれを買った。ライブシャツって言うと基本的に半袖ばかりだから、長袖は助かりすぎる。普段使いできそうなデザインなのも評価高い。

 

 で、肝心のライブ本編だが、もうとにかく凄かった(小並感)。何と言っても演出が凄まじ過ぎた。Perfumeテクノポップを音楽としてもパフォーマンスとしてもコンセプトにしているので、とにかくライブ映えが凄い。キレのあるダンスに、レーザー光線やプロジェクターをこれでもかと合わせた演出に失禁するかと思った。少なくとも、初参戦するアーティストのライブで経験していいものではない(褒め言葉)。チケ代が2倍だったとしても満足できるぐらいには良すぎた。ちなみに、演出の都合上ペンライト等の光り物の使用は禁止になってる。周囲に余計な光が無い分、ステージの演出に集中できるので素晴らしいレギュレーションだと思う。全部のライブでペンラ禁止にしてくれ。

 腕を上げるとかのレスポンスに関しては、私は全く何も予習しなかったので、ずーっと体を揺らしてるだけだった(たまに手拍子打ったりはしたけど)。まあそれでも十分すぎるほど満足したからいいんだけど。でも一応次のライブまでに最低限のレスポンスは覚えとこうかな。

 あと、個人的な鳥肌ポイントとして登場シーンがあった。これはひとえに生のPerfumeを初めて見たからということに尽きる。天井からゆっくり降りてくる籠の中に3人がいるという演出だったので、余計に感動が強まった。音楽プレーヤー、あるいはMVの向こうにしかいなかった存在が近くにいる興奮という、完全なる限界オタクの思考に陥っていた。基本曲しか追ってなかったとは言え、10数年もファンでいたのだから心中お察ししてくれ。

 このライブツアーはニューアルバム「PLASMA」のリリース記念なので、主にニューアルバムの曲が流れていた。ニューアルバムの中で一番好きなのは「Time Warpかな。すごい元気づけられる曲調ですき。過去の曲だと、ナチュラルに恋して」「Party Maker」「ポリリズム」「STAR TRAIN」は流れてたと思う。生で聴いてみたい曲はいっぱいあるが(なんなら全曲生で聴きたい)、一つ挙げるなら「シークレットシークレット」とかは死ぬまでに生で聴きたいな。

 MCパートで、かしゆかが「定義山の三角油揚げ今回初めて食べた~」って言ってたから、早いうちに私も三角油揚げ食べてかしゆかになりたい()。宮城県民だが実はまだ食べたことがない。

 Perfume恒例かどうかは知らないが、アンコール曲はなかった。退場の演出が登場の逆だったので、物語仕立てメインのライブに蛇足は入れないというのが、スタッフの思想としてもしかしたらあるのかもしれない。まあ印象的な退場見せられたら、アンコールとかいう野暮なことしようという気もなくなるが。

 

 というわけで、とても楽しいライブだった。ライブ参戦自体がコロナ禍前で途切れていたので、ライブ飢えといった側面もあるし、ずっと好きだったアーティストのライブにようやく来れたからというのもある。これを機にまたぼちぼちライブ行ってみようかな。金かかるけど。取り敢えず改めてPerfumeのオタク始めるか。