今日Steamのおすすめ一覧を徘徊してて見つけた「Milk inside a bag of milk inside a bag of milk」というビジュアルノベルゲームがある。120円だったので、それこそミルクを一つ買って一息つくか~ぐらいの感覚で、研究室行かずにゴロゴロしてた金曜の昼下がりの暇つぶしとしてこのゲームを遊んだ。プレイ時間は大体10~20分ぐらい。
タイトルを訳すと「牛乳が中に入った袋の中の牛乳が中に入った袋の中の牛乳」である。正直何言っているのか私もよく分からないが、多分下の画像みたいな感じだと思っている。
つまり、「パッケージとしての牛乳入れ(牛乳パックとか)の外側に、さらに個別包装として袋が被せてある」という具合だろう。
ストーリーは至ってシンプルで、一人の少女が牛乳を買いに行くにあたり、プレイヤーは選択肢を選びながらそのお手伝いをしたり、おしゃべりをしたりする。少女は少し特殊な精神構造を持っていて*1、若干不手際があったりしてイライラするかもしれないが、そこはできるだけ温かく見守ってあげよう!というスタンスである。ちなみに出てくるイラストは全て少女目線の世界の見え方である。精神の病気を患っている人間を、第三者ではなく患者本人の視点から見るという点で、とても新鮮な感覚を覚えた。統合失調症になってしまった理由というかきっかけはゲーム内で語られるのだが、ここでは伏せておこう。
事あるごとにドジな少女、可愛い。けど現実にいたら鬱陶しく思ってしまうんだろうなあ。
ゲームの雰囲気は終始仄暗く、しかし安楽的な雰囲気を漂わせており、心だやかに死を待つときはこんな感じなのかなと思ったりした。
120円という安さではあるが、値段上げてでももう少し分量は欲しかったところではある。ちなみに続編で「Milk outside a bag of milk outside a bag of milk」がある。私はまだやっていないが、少女がミルクを買った後の話らしい。
とにかく、短い内容ながらも独特の世界観を持っているので、気を抜くとその世界観に吸い込まれて牛乳が中に入った袋の中の牛乳が中に入った袋の中の牛乳が中に入った袋の中の牛乳が中に入った袋の中の牛乳が中に入った袋の中の牛乳が中に入った袋の中の牛乳が中に入った袋の中の牛乳が中に入った袋の中の牛乳が中に入った袋の中の牛乳が中に入った袋の中の牛乳が中に入った袋の中の牛乳が中に入った袋の中の牛乳が中に入った袋の中の牛乳が中に入った袋の中の牛乳が中に入った袋の中の牛乳が中に入った袋の中の牛乳になりかけるので、プレイ時間は用法用量を守りましょう。
寝ろ。