A boiled egg

ぼちぼちいこか

アニメ「Dr.STONE」3期 1クール目 感想

 2023春アニメの、Dr.STONE3期の1クール目を見た。2クール目は10月から放送予定。

 

 ついに石化光線の元凶にまで到達して、いよいよ物語もクライマックスに差し掛かってきた。私は原作漫画は読んでないので、具体的にどのあたりまで話が進んでいるのかの正確なところは知らないが、石化光線の石を奪ったら完結、って感じらしいのを誰かから聞いた覚えがある。

 

 科学的な説明は相変わらずツッコミどころが多そうな感じではあるが、全くの嘘ではないからそれなりに納得できちゃうってのが、面白さとリアルさの塩梅が取れてて好きだなと私は常々思う。こういう科学要素盛り込んでくる作品は、理系にわかほど面白く感じるというのが私の意見なのだが、ガチ勢からしたらどう見えるのかは結構気になっているところだ。

 私も一応理系大学院生ではあるが、まともな知識なんて持ってない雑魚なので、完全ににわかサイドからの視点しか持てないのが悲しいところだ。ただ、火山の研究室所属ではあるので、富士山とか地形変動とかの下りは「ちょっと無理があるのでは……?」とは感じた。まあ富士山は私の研究対象じゃないから知らんけど。

 現実の科学がベースの作品である中で、石化光線だけが純度100%のファンタジーであるわけだが、もしこれを科学的に解釈するとすれば、あの光には人間特有のたんぱく質だかDNAだかを硬化させる機能でもあるのだろうか。実際に、他の動植物や人間の衣服には光線が作用していなかったはずなので、人体のみに作用するという点は的を外してないと思う。

 

 この作品は基本的に、男女関わらず顔や体が雄々しい感じに描かれていることが多いので、好みじゃない人は一定数いそうだなというのは1期の頃から思い続けていたところだが、私はむしろムキムキの女性の肉体とかめっちゃ興奮できる。タクマシクテカッコイイオンナ、オレ、スキ。守ってもらいたい。柔らかい肉付きとはまた違った良さがある。つまりは両者で良さのベクトルが全然違うので、単純な評価はできないというのが私の意見だ。具体的なキャラとしては順当にコハクが好き。

 

 3期から登場した龍水の強欲さは、作中では良い風に描かれていたが、一歩間違えれば悪役としての豪族になりかねんよな(笑)。そういう紙一重さがあるからキャラが引き立つのだが。貨幣経済爆誕させた時には流石に爆笑した。貨幣の信用をそんなにすぐに確立して、それを龍水に集中させることって可能なん?教えて経済学の偉い人。

 まあそれはともかくとして、各キャラが人類復活後の基盤を各分野から作る人物として機能しているんだなと改めて思った。龍水は経済社会だし、千空は科学技術だし、カセキは技術者、ゲンは政治的な方面、その他は現場で働くマンパワーってところか?

 

 銀狼の女装ヤッター!!!男の娘しか勝たん