A boiled egg

ぼちぼちいこか

アニメ「幻日のヨハネ」感想

 2023年夏アニメの「幻日のヨハネを見た。まだ前クールのアニメを見ているという現実。

 このアニメのコンセプトは「もしラブライブサンシャインの舞台を異世界にして、ヨハネを主人公にしたら」というもので、元々はエイプリルフールネタであった。それがまさかの本当にアニメ化してしまい、挙句の果てにはゲームも出るという始末。文字通りの「噓から出た実」である。

 ヨハネ推しの私的には、彼女がメインのアニメは非常に嬉しくはあった。キャラの作画がめちゃくちゃ可愛くて最高だった。

公式サイトのキャラ紹介に載ってるこの顔、可愛すぎ問題

 ストーリーは、都会で歌手になることをあきらめて沼津に帰ってきたヨハネが、街の人たちとの絆を育み、成長していく的な内容である。アニメ1期5話を、1クールかけて異世界風にやったと言えば、分かりやすいだろうか。

 基本的に歌に特別な感情を抱いているのはヨハネのみだが、なんやかんやで他の8人も一緒に歌う場面がしばしばある。その辺のご都合主義は、ラブライブシリーズ開始以降の伝統芸能みたいなものなので、今更気にならないが。ただ、街の異変の原因はほぼ全く説明されずに終わったのは、流石に釈然としなかった。

 設定がかなり曖昧なまま終わるので、異世界ものとして見るとこのアニメはかなりつまらないものだと思う。あくまでラブライブ」のご都合主義を受け継いでいるアニメであることを念頭に入れて見るべきである。「このキャラが可愛い~」ぐらいの脳みそでしか、まともに視聴することはできないだろう。