Steamで2023年の11月29日に配信されたゲーム「8番出口」をプレイした。プレイ時間は短めで、長くても2時間ぐらいで終わると思う。
内容は至ってシンプルで、無限に続く地下通路があり、そこの様子がいつも通りなら「進む」。少しでも様子が違えば「引き返す」。それを繰り返すことによって、プレイヤーは0番から8番までの通路を通って、最終的に地上に出ることができる。進退の選択を途中で間違えると、また0番からやりなおしになる。
つまりこのゲームは、一言で言えば「間違い探しゲーム」である。
ゲームの雰囲気としては、「The Backrooms」のようなリミナルスペース、すなわち簡素・単調であるが故の不気味さや、超現実的な感じである。実際に、このゲームの紹介文で、
「8番出口」は日本の地下通路や、リミナルスペース、バックルームなどにインスパイアされた短編ウォーキングシミュレーターです。
と書かれている。
「The Backrooms」と比べて、エンティティみたな化け物はほぼいないが、ある程度の不気味さと、少し心臓に悪そうな演出がちょっとだけある。
視点は一人称で、できる操作は「歩く」「走る」「視点移動」。以上である。めちゃくちゃシンプル。間違いがあるか、ないかをプレイヤーの進退だけで選択するゲームなので当たり前だが。
私はほとんどFPSとかをやらないので、最初の数十分は画面酔いしたが、激しくグリグリと視点を動かす系のゲームではなかったので、すぐに慣れた。
エイペックスとかは多分一生慣れないと思う。チュートリアルの時点で吐き気が限界に来て無理だったので。
間違い探しの難易度は、ほんのわずかの違いを見つける、というわけではない。誰の目で見ても明らかに違う間違いしか出てこない。ちゃんとその間違いに目を向けていないと気づけないものもあるが、いずれにしても意地悪な間違い探しは出てこない。
私は、どうしても一つだけ気づけなかった間違いがあったのがめちゃくちゃ悔しかった。攻略サイト見てもなお、ちゃんとそこに注視してもなお、その間違いを見つけることは一度もなかった。ただ、「全ての異変を見た」という実績は解除されたので、私の知らないうちにその間違いが出てたという事だ。バカにされてるみたいで、やっぱりめちゃくちゃ悔しい……
ゲーム実況者とかがこぞってプレイしてるらしいので、そこで間違い探しの全パターン見ちゃうとかも、まあいいんじゃないかな。大体1時間ぐらいで終わるゲームだから、実況者側としても視聴者側としても丁度よさそう。
自分で間違い探ししたい!って人は是非自分でやってみよう。500円もかからずにプレイできるぞ。